子供は親から巣立つもの
去年娘が夏から独り暮らしを始めて1年過ぎました。
息子も26才の現在で転職を決意し、新しい会社が決まり、他県に移り住むことになりました。
正直、嬉しいのか、寂しいのかわかりません。
大学生から親元を離れる人は多く、そのまま就職で家に戻らない人も多い事でしょう。
ですから、私は長く息子と住む事が出来たというべきなのかもしれないからです。
家に残って欲しいと言わないと決めていた
我が家は、農家でもないし、自営業でもないので、家を継ぐという言葉を使わないで育ててきました。
ご近所の方は、「お前は長男なんだから、若い時は好きな場所で暮らしていいが、親が年を取ったら戻ってこないといけない」と育てたそうです。
その結果、本当に戻って来られました。凄いなぁと思いました。
育て方というのがあるのでしょうね・・。
息子の強い個性
息子は、旅人のような子で、日本の都道府県全て旅をしています。大学生の頃からオートバイでキャンプしながら旅をしてきました。
小さな頃から意志が強い子で、自分が嫌なものは嫌で好きな物は好きとはっきりしていました。
ですから、私が何か言う事は期待とは反対の結果になりやすく口出しを止めました。
同じように育てても全く違った性格に子供達は育ちました。
どちらが良くてと言うのは、もはや言うべきではなくて、「違うものなのね~」という感じです。
もっと早くそれぞれの個性を見て育てればよかったのですが、私は平等に扱う事が大切だと思っていたのです。
男の子だから、女の子だから、と区別しないで育てることがこれからだと思ったのです。
でも、個別にもっと見てあげればよかったと今は思います。
本当に子育ては難しいですね。
息子のその行動力をもっと活かせればもっと個性を伸ばせたと思っています。
息子を信じる
先日も旅に行って帰ってきましたが、すぐに洗濯物をより分けて、洗濯機を回し始めました。
関東から13時間かけてますは盛岡を目指し、青森、秋田、山形の夏祭りをオートバイで行ってきました。
そんなハードな旅の帰宅後、荷をほどきすぐ洗濯を始めたのです。
夫に似ている段取り力。いつもながらテキパキしたものです。
正直、私にはできません・・・。
おそらく、私は疲れたと言って座り込み、お茶でも淹れて一休みしてしまいます。
ですから
「ああ、この子は一人で大丈夫だな」と思ってます。
ゴミ屋敷にはならないです。
息子はきっと伸び伸びと旅を楽しみながら生活を謳歌するのだと思います。
私がどう消化して行くかが課題
つまり、私がどう受け止めるかだけです。
いなくなってしまった、寂しいよ~、と思うか、
すっかり逞しくなった、巣立って行くのだね、と思うのかで見事に分かれてしまいます。
オートバイで2時間の距離じゃん、と息子は近所のように笑います。
日本列島を縦断する人からすれば近いかもしれませんけどね。
もうちょっと近くにいて欲しかった・・。
これが本音です。
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