介護にはお金がかかる現実は、思いまで重くする

先日、夫の実家に夫と息子2人で出かけてきました。

実は、息子が祖父母を旅行に連れ出したいと計画を立てていたのです。

就職をしても特に何もしてこなかったので、

何か喜ばせてあげたかったのだと思います。

元気のない祖父母を美しい景色や温泉などで、

ひと時の癒しをプレゼントしたかったようです。

 

しかし実際は義父の方が最近排尿排便に問題が出てきて、

遠くまで出かけることができないと義兄から連絡を貰いました。

そのため、実家から近い割烹屋などに行って食事をする事に変更し、

出かけることにしました。

 

父が最も恐れていた孫の前で排便が間に合わない出来事

食事中も2回ほどトイレに夫が連れて行ったそうです。

楽しく過ごした後、実家に帰り着くと問題が発生しました。

義母と義父が同時にトイレに入りたくなり、重なってしまったのです。

最初に入った義母に早くトイレを出て欲しいと問答が聞こえて来たようです。

2階にもありますが、足が不自由なため1階のトイレ使用のみです。

 

排便が間に合わない状態を夫と息子に見せてしまいました。

その時に「自分はどうすることもできなかった」と夫は言っていました。

 

別れ間際のよくある光景が・・

そして義母は帰り際に孫である息子にお金を渡そうとしたそうです。

お礼の気持ちのつもりかもしれませんが、

息子は受け取れないと断り続け、受け取りませんでした。

義母がお金を渡しているその様子を見た義姉が

「お礼の気持ちだろうけど、社会人だからと断っているのだから、あまりしつこく言わない方が良いよ」と注意してくれたそうです。

「粗相の衣服は処分して、新しくこちらが買っている」

という事も言っていたそうです。

義母は、社会に出てから数年振りに現れた孫が、

自分たちの為に計画してくれた事が嬉しくて、

お礼したいと思った行動でした。

しかし、年金でやりくりしている義姉には了解が必要だったのかもしれません。

義姉は、歯に衣着せぬさっぱりとした性格な女性です。

 

別れ際に義兄は

夫に「ガソリン代にしてくれ」とお金を渡してくれたそうです。

断り続けるのも何だか雰囲気が悪くなったそうで、

このまま押し問答で別れては、義父母の思いに悪いと感じ、

とりあえず受け取って戻ってきました。

自宅に戻ると気分は重いモノとなった

しかし当然、

自宅に帰り着くとそのお金はとても気分を重くするモノでした。

夫は、私にそのような事があったことを話し始めました。

「下着を購入して残ったお金を商品券で返そうと思っている」と言いました。

私も同感でした。

せっかくの思いを重くするようなことがないように、

気を付けて話をしなくてはならない事を学びました。

なるべく上げ下ろしが楽なズボンで、股下の短めな長さを

選びました。

 

まるで下着という紙パンツです。

まずはこれで慣れて貰うのはどうかと思います。

介護が長くなると不安になる

「自分たちも老後に備えたい年だというのに、自分たちの持ち出しが多くなるのは困る」

という事がわかるエピソードとなりました。

長引く介護に不安なのだと思います。

 

そして頑なに義父は紙パンツを拒んでいます。

これを機会に必要だという認識になって貰えたらと思いから、

お試し紙パンツを入れておきました。

それが同居している義兄に出来る事でもあると思ったからです。

おわりに

これが現実なのでしょう。

義姉は義母、義父の下の世話は一切しないと公言しています。

義兄が一手に引き受けています。メンタルが心配です。

紙パンツを受け入れてくれたら随分と義兄が楽になりそうなので

私達の想いが義父に伝わって、

介護の一助となれば良いと願っています。

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