老後のリフォームの優先順位と老後資金の見直し

私達夫婦は、老後に備えてリフォームを始めることにしました。
しかし、業者さんのご提案に全て「そうですね」と流されては資金がいくらあっても足りない事も実感しました。

ハウスメーカーのリフォームに決めました

本体に最適な部材の提供とアフターサービスの充実に信頼があります。
あらゆる備品もすぐに用意してくれて、無料でいつも確認に来てくれる所が満足しています。

そして、何よりハウスメーカ―オリジナル部材が多い事がポイントとなりました。

去年、床下断熱工法を次世代省エネレベルまで上げる事をしました。
効果を実感できました。
同じハウスメーカーのオリジナルに合わせての工法は工期も短く無駄がありません。

定年退職後のリフォームに積極的ではなかった理由

今回のリフォームの内容決定

➀外壁塗装はメーカーオリジナル30年耐久塗料
本体に繋がる大切な屋根もメーカーのカバー工法
屋根はまだ塗り替えで充分大丈夫と言われていますが、屋根材の下の防水シートがまだ丈夫なうちに、さらに新しい防水シートが加わるカバー工法にすることによって、屋根部分の耐久が増すと私達は判断しました。

➂和室のシャッターを電動シャッターに付け替える
➃メーカーオリジナル玄関の鍵の変更とレバーの取り換え、そして、ドア本体の表面の張り替え
ドア自体交換より金額を抑えられるからです。

今回はこれで一旦終える事にしました。
窓は、足場が無くても工事できると言われたので、国土交通省の補助金があっても今回は見送ります。我が家の窓は特注となる為、例えばリビングの掃き出し窓の窓ガラスだけで16万円してしまいます。
雨戸もあり、正直、困っていないのに一か所でそれだけかかり、すぐに100万円となってしまいました。
20万円の補助金が出ますと言われましたが、この流れはまだまだ続くはずなので、今回はパスすることにしました。

リフォーム優先順位を教えてくれた両親の老後の姿

先日実家の母が転倒して前歯がぐらぐらになると言う事故がありました。
母は今年で80才、父は84才となります。それぞれ要介護2という状態となっています。
その様子を見て、夫に問いました。
「この状態の2人に、屋根を替えないといけないとか、外壁塗装が必要な時期だとか、やれると思う?」
夫は、「やれないよね。」と答えました。

現在夫、63才、私53才です。
30年耐久塗装をして夫は93才、私83才です。チョーキングが出たとしても見た目だけの問題と思います。
屋根も防水シートが傷む前に新しい防水シートを含むカバー工法をしておけば、見た目は劣化しても雨漏りはしないと思われます。

私達はもう、屋根、壁に対して何か不具合が起こらない限り、手を加えない気持ちで決めています。
今投資する場所と判断しました。

実家の父母を見ていたら、おそらく見えない屋根のことなど考える余裕などありません。
あとは修理、であり、リフォームではないと思います。

リフォームというとてつもない奥の深い世界を感じました。
何を優先するのか?家に求められている事、将来の自分達が困らないように今の自分達がしてあげられる事は何か?
そして、いかに汗の結晶である退職金を崩さないか、が私のミッションだと思っています。
勿論、リフォーム資金は想定して積み立ててあります。
戸建ての宿命です。

老後資金のライフプランニングの見直し

私のライフプランはインフレ率が入っていません。
ずっとインフレによる物価上昇を考えることがなかったからです。

しかし、これからはそれを考えて見積もらなければいけないと思いました。
日常の生活費が、1万上がるとどういう風に変化があるのか?
2万上がるとどのようになるのか?
それが積み重なると30年後どんなことになるのか?
Excel 上で計算してみると一目瞭然なのだと思います。

円安や金利差による経済の変化がこの先どうなるのか?
まだわからないことばかりで、どのようになる世界になるのか分かりません。
新しい資本主義とはなんでしょう。
ベーシックインカムの世界があるのかもしれません。

ともかく希望的観測で、インフレ率を入れないっていう考えは甘い見積のようです。
本来ライフプランニングの中にインフレ率も想定するのが基本なのだと思います。
デフレの去年とは変わったと認識して、もう一度徐々に上がっていくイメージで計算し直さなければと思いました。
そして老後資金は、リフォーム以外に用途がある事を忘れず、に資産を長持ちさせる必要があります。

退職後のリフォームの進め方として

我が家のイメージでは、家のリフォームは一気にやるのは得策ではないと思っています。
沢山のお金を一気に使った場合、夫は働き続けなければならない、という気持ちが湧くと思います。
私はそれが嫌なのです。
夫がどこまで勤められるのか?
また勤めた結果どのくらい貯蓄として1年1年残すことができたか?
それに応じてリフォームをプラスしていけばいいと思っています。
既にある範囲で済ませるのが原則です。

そう、とにかくまずは、外回りを最優先に終わらせます。
その後は、プラスαです。

モデルハウスのように、高級仕様の素敵暮らしをリフォームによって手に入れる事も出来ると思いますが、ちょっと待ってとブレーキをかけます。

現実に困っていなければやらなくて良いとも言えます。
基本、将来の自分達が生活に困らない改装を優先的にしていきます。

とにかく退職金には手を出さない、これは必ず守っていかなければなりません。
それが私のポリシーです。

家族構成もこれから全くわからないうちに全てを美しくしなくても良いと思っています。
例えば、巣立った部屋の用途もない時に美しくする必要はありません。

ルージュの伝言を聴きながら娘を送り出しました


必要な見通しがはっきり決まってからで良いと思うのです。
そして、それは夫の資金とは限らないと思っています。

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