飲食店を経験しようと思いました

私はとてもカフェが好きです。

多くの方が「私も好きです」と答えるのではないでしょうか?

もしも「好きな仕事をしてごらん」と言われたら

カフェを開いてみたいと思われる方はどれくらいなのでしょう。

行くのは好きだけど開くのはどうか。という感じですよね。

ふらりと行く所が良いのであって、仕事にするのではないのではないかも?

何しろ経営となるとまず資金が要りますので、

「じゃあ開きます!」「試します!」という訳にもいかないですよね。

実は私はカフェの経営に興味を持っていました

それは、何と言っても、夫が定年退職をするという事が意識されたくらいからでしょうか。

もしも、再雇用しないで別の仕事を考えたらどうなるのだろう、という発想からです。

そうなると今の土地を離れても問題なくなるという

メリットが生まれると思ったりしたのです。

つまり新天地で何かをするというサラリーマンの夢が可能になるとも言えるのです。

勝手な妄想がチラチラと浮かんだりします。

妄想は自由なのでお金など二の次で続きます。

でも、カフェはコーヒーだけではありません。

カフェにはスィーツが必要です。

作るのかな?チーズケーキにシフォンケーキ、焼き菓子とか?

教室でも通わないと人様にお出しする商品になるはずもない。

あれ?軽食も必要じゃない?クロワッサンサンド、スパゲッティ、スープとかサラダ・・

ランチプレート的な?

ああ、カフェって飲食店だった。

教室で良いのかしら?専門学校とか必要?など連想はとめどないものでした。

しかし、私は我に返りました。

私には飲食店の経験が微塵もない!!!

ずっと事務職でした。

あー・・・。

何も分からない。

潜入のために飲食店に行くのは無理。

私は足が生まれつき弱いのでなるべく座り仕事の人生を送ってきました。

50歳過ぎて体力が必要でそれでいて初めての分野は勇気が出ない。

などと1,2年ぼんやり繰り返し考えていました。

しかし関係なく夫の定年は着実にやってくるのです。

やってみたかったのになぁ、

なんて後悔した言葉をいう人生後半は嫌だ!

なのに動かない私・・・。

 

そして2019年3月には夫は定年退職となり、

一年再雇用2020年3月まで一年間現役と同じ年収で引き続き勤めていました。

しかし2020年4月からは給与が削減されるという事がわかっていました。

夫も本気で更に再雇用を続けるか色々考えだした頃です。

友人からの話

2020年1月。

友人とお茶している時に18年も勤めていた飲食店が閉店をすると聞きました。

「18年も勤めていたの?凄いね、頑張ったね」と労いと慰めを伝えると

意外なことを友人は言い出しました。

実は、同じ会社が全く違う飲食店にするという方針転換になったので、

閉店後、新しいお店で引き続き勤めるのだというではありませんか!

チャンス到来

「今、働く人募集しているのよ。」

え~~っ!なんと、物凄いタイミングですけど。

私潜入勉強したいのですけど~・・

とは言えませんでしたが。心の中はそんな感じでした。

彼女とはママ友で20年以上の仲です。

そう言えば、友達と一緒に働く体験も未経験です。

行った先の方と仲良くすることになるというパターンだけでした。

こんな本当に友達と一緒に働けるってどんな感じでしょう。

もう、迷いませんでした。

「私、やってみたいな」と口にしました。

友人は「え、やる?店長に言ってもいい?」

え~?それって、内定できちゃうの?

と思いつつ、

「でもね、知っていると思うけど、

私股関節が悪くて20年前だけど手術したりしている人でしょ?

重たいものとか持てないし、長い勤務できないと思う・・・」

というと、「ん~、わかった、ちゃんと足が悪い事言っておくね。明日メールするね」

と言ってその日は終わり、

翌日「大丈夫だって、短い時間も大丈夫だし、

疲れたら椅子に座りながらキッチンやってくれていいって。」

え~~?キッチンに椅子?

さすがにそこまで今は悪くないから重たい物だけNGってことで。」

「じゃあ、明日、面接と手続きするので4時に来てくださいって」

とあっという間の流れで、私は飲食店の仕込みを手伝うことになりました。

飲食店の体験が決まる

カフェじゃないけどね、

飲食店のキッチンの仕事を実際に体験させて貰えることとなりました。

そして間もなくコロナが・・

まさか、それから間もなくして、コロナが飲食店の世界をのみこむとは夢にも思っていませんでした。

今日もありがとうございました