老親が運転をあきらめる時 

血糖値700で入院した時は杖を2本持っての歩行でヨレヨレ感のあった父でした。
驚くことに退院してしばらくすると杖も必要なくなったぐらいの歩行に戻っていました。
薬とインスリン投与の威力を感じました。

車の運転の自信喪失した父

それでもたくさんの薬を飲んでいるせいか、少しめまいがする時があるらしい。
自転車乗ってもふらつく時があると言います。
「それってマズイね、ケガするよ、乗るの止めた方が良いよ。」
ふらつくなんて無理でしょう。

意外な事に「この状態じゃ車乗らない方が良いよな」と父。
医師も退院の説明でもう乗らない方が良いと言っていました。

何しろ体力がないので反射神経もひどく衰えていることでしょう。
今までは母の薬を取りに行くため二人の食材を買うため車の免許は必要でした。
ですがこれからは私が母と父の病院担当となりましたし、食事はお弁当1日2食としました。
それは病気のコントロールの他に免許返納のためでもあるのです。

朝の納豆や豆腐や味噌汁の具、牛乳、玉子など朝ごはんに食べる物さえあれば良いわけです。
一週間に一度、誰かが買い物に行けば十分に間に合うはずです。

料理のようなものは味噌汁のみですので、食材もグッと必要なくなりました。

10年越えの車はどのように処分したらよいのでしょう。
一度いくらで売れるのか見てみる必要があると思います。
車検までまだ期間があります。
車検がある車は、もしかしたら買い取ってくれるかもしれません。

うっかり父が乗ってしまわないように車と鍵は兄の家に一時預かりしてもらってます。
兄が預かる日、父は車と記念撮影をしたと言っていました。
車とお別れに感慨深かったようです。

高齢者運転問題、免許返納のために家族ができる事

こういう入院までしなければ、頑固な父は、まだ乗れる、まだ大丈夫と言って手放さなかったに違いありません。
正直、子供の方はホッとしています。
高齢者運転で起こす事故のニュースを見ると、年老いた親を持つ子供はみんな心配がよぎるものだと思います。

いつまで運転するのかは非常に大切な身近な話です。
そして難しい問題ですね。

 

健康な高齢者が返納する場合
元気だという自信がある人なら返納意識は持ちにくいです。
元気な人の自由行動を制限されるわけですから、関係性も心配になります。
無理矢理取り上げると、「じゃあ、送り迎えに来い」て言われても困ります。
若い頃とは違うというデータを見せるなどして、自覚を促す必要があるかもしれません。

→循環型の市営バスなどに乗ってもらう。返納するとバス利用が安くなるなど利点があります。

 

健康不安がある高齢者が返納する場合
健康不安があると手放せない、という切実な思いもあります。
車は足腰弱くなった者からすると、有難い乗り物で無くてはなりません。
自分達で何とか立ち回っていてくれた部分を

→「こちらが担う」という安心感が必要になります。

循環型の市営バスの利用について
「バスがある」という考えが出来る人は足腰に自信がある高齢者のような気がします。
循環型の市営バスがあるのですが、母には厳しいです。

日本は運転免許証の返納は本人に委ねられていますが、
周りが促しながら返納に導くことになるのだと思います
その代わり、外に出る機会が著しく減るためサポートが必要となると思います。
これから、お互いにストレスがかからないように様子を見て行こうと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました。

 

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