家族の嵐の始まり2 ~不当な扱いは心のセンサーでわかる~

CTの検査結果は異状なし、しかし問題は血液検査の結果だった

父がCTの検査が必要と言われて大騒ぎで検査をして数日後、かかりつけ医が直接私に電話をしてきました。

先生が直接って非常に不穏な感じがします。良い報告はあり得ません。

「CTの結果は問題ありません」でした。

「?」結果が良かったのになぜ電話してきたのだろうと思いましたが、

所が、「問題なのは血液検査です」

「血糖値が高過ぎて、普通だったら倒れていてもおかしくない」

「薬を飲めていなかったようですね、奥さんの事を一生懸命になって自分ができていなかった。」

「薬を飲ませられないのなら2人とも施設に入れなさい!」

と、普段温和な先生に激怒されて驚きました。(母の件で2度ほどあったことがある)

父は実は5年も前から糖尿病だったそうです。

血圧が高いというのは聞いていたので血圧の薬を飲んでいるくらいだろうと思っていました。

なんと、それなのに好きなものを好きなだけ、好きなお菓子を沢山食べていました。

母の様子を見に行った時もテーブルにあんドーナツが入った袋が出ていたり、

常に手の届くところに甘い物がありました。珈琲は砂糖たっぷり、コカ・コーラも大好き。

食生活もお惣菜を好きな物を好きなだけ購入して冷蔵庫に一杯でした。

ワカサギの甘露煮が何パックもあったエピソードがありました。惣菜特有の濃い味の甘い品物でした。

母ばかりに注意が行っていました。

先生はCTを撮った市民病院に「紹介状を書くので、入院してきてください。」というのです。

急いでCTを撮った段階で入院の可能性はあると思いましたが、糖尿病でとは思いませんでした。

思えば、あの喉の渇き方は尋常ではなかったこと、30分おきの頻尿もそうだったのだろう。

紹介状トラブル

父を迎えに行って、CT を撮った市民病院に紹介状持って朝一番に行きました。

ヨタヨタと歩く父は本日は一本杖。入院したら邪魔になると思ったようでした。

紹介状を総合受付に出すと、専門の受付に回されました。

血圧を測って、問診票に身長、体重、病歴の詳細など何枚も書いて呼ばれるのを黙って待ちました。

どういう感じで入院になるのだろう・・と不安に待っていると、受付の看護師さんが衝撃な事を言いました。

 

「常勤の先生がいないので入院はできないです」

 

紹介状持ってきた私たちは呆然としました。

かかりつけ医の先生は確認しなかったのでしょうか?

いずれにしても酷い話です。

常勤の先生がいないから入院はできない、

その言葉を貰うまでの間に沢山の問診票を書いたり血圧を測って待たされたのです。

その結果そんな言葉でした。

すでに11時半を回っていました。

更に「明日、新しく紹介状を書いて頂いて、大学病院に行かれたらどうでしょう」と言われたのです。

紹介状はこちらの市民病院の名前です。

かかりつけ医に大学病院宛に紹介状を書き直して貰わないといけないと言うのです。

更に「大学病院の受付時間が過ぎたので、今日は受けられないですね」と言うのです。

「なぜ、紹介状を見たときにすぐにここではダメだと言ってくれなかったんですか?」

「総合受付の段階で分かったはずです!

なぜあんなに沢山問診票を書かせて、血圧を測って待たせたのですか?!

時間をここで費やさせたのですか?

それで大学病院の受付の時間は過ぎてしまったとはどういうことですか?」

私も自分でも驚く程引き下がりませんでした。

そしてこの人では駄目だと思い、

「事務局の責任者の人お願いできますか?大学病院と話し合って欲しいです。

受付できなくなったのはこちらの案内と関係あると思います!」

と若いお嬢さんに、クレーマーおばさん化した私は言いました。

そして事務局の上の人がやってきて、「うちには常勤の専門の先生がいないため入院できないのです。申し訳ありません」と言いました。

しかし、今回ばかりは自分たちに対しての扱いはおかしいと感じました。

「今日すぐに入院しないといけないという状態の人をこんなに待たせて酷いです。

本来行くべき病院の受付時間を過ぎてしまったあげく、

明日の受付時間内に行ってしてくださいというのは酷い扱いだと思います。

なぜ、もっと早くに次の病院の案内を手伝ってくれなかったのですか」と訴えました。

このまま明日を待つことはできないとキッパリ言いました。

大学病院に連絡してこちらに時間を取られて遅くなってしまったことを伝えて、

受診出来るように手配を取って貰いたいとまで言いました。

すると、
かかりつけ医に電話をし、大学病院の先生と直接連絡を取って貰い
なんとか今日受診ができるようになりました。

つまり、あのまま若い事務のお嬢さんの言うまま

「今日は大学病院の受付が終わったので明日行くんですね、」

とそのまま帰っていたらまたもう1日伸びてしまったのです。

かかりつけ医に寄って、新しい紹介状を貰って大学病院に行き無事診察を受けました。
父の状態は血液検査をした時よりもさらに悪くなっていて、
即日入院しないと本当にまずい数値でした。
やはりあのまま帰っていたら、夜にでも倒れていたかもしれなかったのです。
自分の心のモヤモヤはちゃんとセンサーのように分かるものなのだと思いました。

自分達は大切に扱われてない。とわかった段階でやはり黙っていてはいけないのです。

その日のうちに無事に父が大学病院に入院することができました。
実家に残された母を入院中突然私が引き取ることになり、介護も同時に始まりました。

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