介護施設の面会と洗濯物のやり取りの仕方

現在の施設の面会の仕方

母との面会日はコロナ禍で実際に会う事は叶わない3か月でした。

週に一度、パソコン越しに面会のシステムを使って10分程度の面会です。

父は一週間心待ちにしていました。

検温、手の消毒をして時間になったら、

玄関先に置いてある机のパソコンの前で待ちます。

会うわけではありませんが2人まで椅子に座り話す事が出来ます。

父は「元気が?」「寂しくないか?」

「頑張っているか?」「ご飯は食べているか?」

「もう少しで帰れるからな」の繰り返しを話します。

こんな事があったとか、そういう話はお互い無いのです。

同じ日常と限られた環境の中の生活です。

最後は「風邪ひくなよ」「もうすぐ帰れるからな」

「じゃあな」で終わります。

介護施設のお風呂事情

施設では入浴は週に2回と決められています。

はじめは毎日入浴していた母を週に2回にするなんて、

劣悪な環境なのではないか?

と思ったりしました。

所が、他の施設も同じであると知ると、

これはこの世界では共通の基準なのだろうと分かりました。

人出が少ない中、大勢のお年寄りをお風呂に入れるというのは

容易な事ではありません。

安全を保って見守って頂けることに感謝します。

介護施設の洗濯物の取り扱い方

私は面会日に洗濯した物と汚れ物を交換しています。

勿論、依頼して洗濯物業者にお任せできることもできます。

でも、私は父を連れて面会をするつもりでしたので、

その時に一緒にやり取りできれば問題ないと判断して洗濯物担当しています。

柔軟剤を使用して少しでも癒されたら良いなと思っています。

 

入り口付近に置いてある棚に、

1週間の汚れた洗濯物が入っているランドリーバッグが置いてあります。

そのバックには紐付きネームプレートがぶら下がっていて、

誰の物かわかるようにされています。

付いていたネームプレートを外し、

持って来たランドリーバッグに付け替えて、

クリーニング済専用棚に置いて来るシステムです。

これは従来からそうなのか、

コロナ対策で出来たシステムなのか分かりませんが、

分かりやすくスムーズにできてよいと思っています。

入っている洗濯物の数が少ないけど・・

ただ気になるのは、1週間分の着替えのはずなのですが、

2セットの服しか入っていないことでした。

あちらには2週間分の14セットの

服と下着と靴下などのセットがあるはずなのに・・

どうなっているんだろうと思いました。

最初の頃驚いて、

電話で身の回りのお世話をしてくださる方に尋ねると、

「本人が決めて入れているので、

入浴の日だけ出すようにしているのかもしれませんね。」

と言われました。

洗濯物を出すことに気遣いがあるのかもしれない。

と思い面会の時にも伝えましたが、

結局ずっと2日分の洋服セットの洗濯でした。

実際は入浴に伴うタオルやバスタオルは

施設管理として濡れた物はないので問題はありません。

本人の手元に12日分のセットがあるのですから困る事はないと言えばない。

あまり言い過ぎるのも良くないので、

本人が気持ちよく過ごしてくれたらそれで良しとしました。

親の老化と家族の関係

それにしても施設と関係を持つ時代が来るとは、

両親とも年を取ったなぁと思います。

女の私ばかり負担にならないように義姉が気を使って

「大丈夫行ける?行けなかったら声かけてね」と言ってくれます。

兄夫婦は自営業なのでお休みは週に1日だけで、いつも忙しいのです。

ですから、簡単な事は私が受け持っています。

兄は長男ですが、義姉の家に入り苗字も変えてあちらの人間なのです。

義姉のお母さんも高齢で病院に連れて行っているそうです。

きっと唯一のお休みの日に病院の時間に費やしているのです。

兄の仕事を支え、自分のお母さんを支える生活です。

しかし義姉はいつも文句ひとつ言わず笑顔でいます。

私もそうでありたいといつも思わせてくれる義姉なのです。

ありがとうございます。そう思える事は幸せな事なのだと思うのです。

仲の悪い関係というものがあるに違いなく、

有難いことにそのようになっていないので

心は平和でいられているように思います。

 

本日10時半の面会です。

両親にとって、特別な大切な時間となります。

老夫婦を見ると毎日がかけがえのない一日であると感じさせて貰えます。

義姉を見習い笑顔で見守りたいと思います。

今日もありがとうございました。