まるで狩猟帰りのボロボロの父

高齢者の免許自主返納の後

実家の父が免許返納してから自転車を乗り始めている。

ある日、実家の様子を見に行った時、父は留守で買い物に行っているようだった。

背骨が相変わらず痛いと言っているのに大丈夫なのかと心配だった。

父は圧迫骨折の後、養生しなかったせいか痛みが消えないと訴えていた。

それでも最近食欲がない母の為に「何か」を買いに行くためにせっせと出かけているらしい。

母は、足、腰が悪いだけでなく脳梗塞の後遺症と認知症を抱えて、

今は食事の支度はできない。

なので、父の糖尿病管理と共に宅配弁当に昼と夜二人分届くようにしている。

けれど、父はもっと母が喜びそうなものをおかずにプラスしてあげたいらしくて出かけて行く。

本当は朝の味噌汁と納豆だけで事足りるのだけど、

足りない足りないと買ってくる。

スーパーまで徒歩では遠いし、荷物が重い、だから車は本当に反対されても乗りたがっていた。

それが無理なら自転車で、ということなのだけど、

それも考えものだと感じた。

まるで狩猟帰りの父

母の顔を見て帰る時、父が自転車を降りて坂を上ってこちらに向かってくる姿を見たからだ。

衣服は、全く人の目を気にすることなく、自宅でのんびり過ごすスタイルのままでびっくりした。

そうだね、着ているのだから良いか。。。

そんな感じで眺めるしかなかった。

懸命に出かけて帰って来た狩人を見たような気さえした。

介護2のおじいさんが、

捕って来たぞ~・・という感じ。

私からするとボロボロ疲れ果てて帰ってきたように見えるわけで、

自転車で倒れたら大変だと感じさせる帰宅だった。

 

頑固過ぎる父を止める事などできないのはわかっている。

それで、これから父の乗り物探しが始まる事になった。

 
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