タンスに戻せなくなってしまう高齢者
なぜか高齢になるとタンスに戻せなくなり、部屋に服が溢れてしまうようです。
そして、洗濯した物と、洗濯していない物がわからなくなります。
だから、少ない服を洗っては着る、洗ってなくても近くにあれば着る、という生活習慣がぐるぐるします。
以前早めに、ある程度衣替えはしてありましたが、その後部屋は手つかずでした。
断捨離をしたがる私に警戒心のある父と、言い合いになるのが面倒だったので放置していました。
しかし、やはり、母がデイサービスに行く時に着て行く服を発掘する必要がありました。
そこにあるだけで(所有している)満足する父に丸投げでは、そこに存在する意味があるのか?という強い疑問は残り気がかりでした。
いよいよ衣替え(整理)第二弾に手を出す事にしました。
案の定、服を整理していると、父が「それはまだ着れるだろ」と口を出して来たので秘策を使います。
高齢の親の服の整理術
STEP1 これからも着られるように洗って来るね、と持ち帰る
「うん、これ、ホコリが付いているから洗って来るね。綺麗にして着られるようにしようよ。」と返して「うん、そうだな、洗って来て」とすんなり明け渡してくれました。
まずは、畳が見える空間にするために、雑多に置かれている服を一気に100均で購入して来た大袋にバンバン入れて持ち帰り、酷いものはこちらの判断で捨てました。
捨てる基準を持つ
基準は自分の親に着せたいか?その取れないシミを付けたまま病院の診察に行けるのか?という目線です。
高いか?安いか?ではなく、一般の人が不快にならないかどうかが大切な目安です。
段ボール箱で言えば4箱くらい持ち帰り精査してコインランドリーを味方に一気にやっつけました。
もちろん、ウールなどもありましたので、それは手洗いしました。スーツのズボンが紛れていたり、母が手作りしたジャケット2着も大切な想い出として返すために手洗いしました。
STEP2 サイズが現在に合っているのか一緒に見てあげる
届けに行った日に、母にたくさんあるズボンを着せ替え人形のように履いて貰い、サイズがあっているのか?確認しました。
サイズが合っているものでないと、出かけ間際に「これは履けない!」などとパニックになってしまってはいけないからです。
その下ごしらえがサイズ確認です。
洋服の海に溺れないように、一緒にやっておくことです。
ズボンのサイズはファスナーの閉まり具合とボタンがかかるかで、履けないと分かりやすく判別できます。
若かりし日には履けていたズボンは、10センチもボタンが留められませんでした。
それを除いておいてあげないと、大変でしょう。
本人も納得して諦めやすいし、父にも理解できることです。
洗濯して綺麗になり、父が探していたお気に入りのポロシャツを見つけてご機嫌でした。
畳が存在感を増し以前よりずっとスッキリしました。
STEP3 目で見てわかるようにハンガーにかけ、手の届く所にかけておく
なるべくデイサービスに行く時のものは、ハンガーに吊るして一目でわかるように手の届く場所にかけておきます。
このまま保たれれば良いのですが・・・。トライアンドエラーでやって行きます。
でも、このやり方はかなりおススメです。
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ランキングに参加しています。応援頂けると励みになって嬉しいです。
宜しくお願いします。