認知症母、父に内緒でショッピング

先日、両親を4回目コロナワクチン予防接種に連れて行くため

実家に行った時の話です。

このパターンは以前もありました

出かける準備の予防接種券や保険証などを

認しながら両親の支度を終えるのを待っていました。

 

すると父が私に1枚の不在連絡票を渡して来ました。

それは健康食品の会社の名前でした。

この展開は以前にもあったことでした。

嫌な予感がします。

 

母はテレビで健康食品を利用して元気になっているCM を見て、

その効果を試してみたくなったのでしょう。また勝手に購入してしまったようです。

ちょうど父が寝ている時か、犬の散歩で不在の時に

電話をして注文してしまったのです。

自分だって介護2なのに痛々しい父の支払い係

父はきちんと飲んで、効果が出るなら注文することは全く問題ないようです。

しかし、飲みもせず放置され、次々と届いてしまう品物が気に入らないのです。

 

その購入代金はコンビニ払いとなっています。

要介護2のヨタヨタしている父が、なんとかコンビニまで歩いて行き、

支払いをさせられるのが嫌なのです。

 

何しろ1ヶ月1袋のペースのサプリメントが10袋以上あり、

しかも賞味期限がすでに過ぎてしまっています。

ほんとに、これって認知症あるあるでしょうね。

 

母に「なぜ飲まないの?」と聞いても

「忘れちゃうのよ」と言って困った様子です。

たぶん買って満足という感じでしょうか・・。

予約時間あと15分に迫っている狭間の契約処理

父はちゃんと「飲みなよ」と母には言いますが

私に送る視線は、困っちゃうんだよなーと言ってきます。

つまり、これを何とかして欲しいと言っています。

この契約を解約する手続きと、

この不在連絡票の品のその後の処理を私にして欲しいという事です。

 

え~~・・今ですか~~?(心の叫び)

もう9時半予約のワクチン接種の時間が近づいているのに。

 

今がタイミングではないと思いますよ、そうでしょ。9時15分ですよ、もう出たい。

頭の中で問答しますが・・。

 

お金が絡んでくることです。早く解約をしなければなりません。

定期購入キャンセルの電話をする

前回届いた時に、父はお客様サポートに電話していたようですが、

不在連絡票があるならまた届いたとなるし、

きちんと話が通っていなかったことになるので問題です。

 

お客様相談室に電話してみると、

父が電話した時点で解約が成立していたようでした。

つまり、この不在連絡票は、その時の(過去の)ものだったことがわかりました。

 

父が心配していたその不在連絡票の商品は、

受け取り拒否として戻されて完了していたようでした。

父はその仕組みが分からなかったということなのです。

 

古い不在連絡票とにらめっこして、

解決しているかわからなくて不安を感じて過ごしていたのです。

父はホッとしていました。

 

あとは残されたサプリメントを

母が飲んでみるのかどうかは、任せました。

 

この問題は認知症あるあるだと思います。

 

母はこれで2回目の事です。

認知症の人は、いつ、誰が、注文したということなどすぐ忘れます。

だからこのようなトラブルを繰り返します。

サプリメントを注文したいという事は、今の自分をもっと良くしたい現れです。

だから、怒ってはいけないのだと思います。

記憶が残らないだけで、これを飲んで元気になりたいという願いを感じます。

切ない願いを理解して、

周りの人は、手助け方法を淡々としたいと思いました。

おわりに

宝石などを購入してしまう人もいるかもしれません。

それはたびたびでは大変そうです。

一度でもあったら、毎月チェックしてあげる事をお勧めします。

 

サプリメントを繰り返す母はただ、良くなりたかったのです。

母に「良くなりたかったんだね。でも飲まないならもうやめようね。」とだけ言いました。

母は頷いていました。

でも本当は、そのサプリメント事態なぜあるのかわかっていないのです。

面白ホラーみたいですね。

 

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