世界がエネルギ―問題に揺れています。
ヨーロッパは日本に比べて切実です。
地政学リスクがダイレクトに現れているのでしょう。
日本も対岸の火事ではないのは承知しています。
一番小さな規模の経済単位の家庭を守るべく、
本日は、我が家の電気料金は一体どれだけ、
世界の影響を受けているのか考えてみました。
我が家の今年と去年の電気料金比較
【今年の9月電気料金請求額】12,147円
【去年の9月の電気料金請求額】12,221円
請求額はほとんど変化がありません。
しかし、内容が全く違っています。
私は、正直、電気料金の仕組みをほとんど知りませんでした。
そのため、この金額だけ見ると一見、現状維持できてるように見えます。
しかし、我が家の家族構成が変わっています。
娘が7月に引っ越しをして行きましたので、
9月は4人から3人に減っているのです。
そして、節電の為に50Aから40Aに変更しての比較です。
どこが上がっているのか?原因はどこにある?
【今年9月 40A】使用電力量 324kwh
【去年9月 50A】使用電力量 412kwh
やはり、4人家族の去年の使用電力量の方が多いです。
【今年9月基本料金】 40A なので 1,144円(一番上の段)
アンペアを40Aに下げたことから、基本料金は300円程下がっています。
見つけた!
「燃料調整額」という部分の数字が変わっている事に気が付きました。
【燃料調整額】
事業者の努力に及ばない、原料価格や為替レートなどによる経済情勢の変化を迅速に反映できるように平成8年に導入された燃料費調整制度の消費者負担額
基準価格から安ければマイナスされ、高ければプラスされる
飛行機の燃料サーチャージと同じような制度です
赤線の燃料費調整額が2,106円!
明細を比較すると驚きの強制的な上げ幅だったのです。
【去年の9月基本料金】 50A なので 1,430円(一番上の段)
赤線の燃料費調整額が-1,062円!
つまり、問題はここにあります!
この傾向はおそらく皆さん同じなのかもしれないです。
燃料費調整額が、大幅に増加していたのです!
電気会社によって上限があるそうです。
注意が必要なのは、上限撤廃の電力会社もある事です。つまり、どれだけでも値上がりできるシステムの会社もあるという事です。
燃料費調整額が、
我が家は去年より、約3,168円増加していました。
私は請求額だけ見ていました。
今年と去年の違いは明らかなはずでした。
人数が減って、さらにアンペアを下げて基本料金を下げたので疑問を持ちました。
なぜ金額が下がらないのか、
値上げとはどういう部分を言っているのか?
もう一度調べて気が付きました。
皆さんも請求額だけ見ていませんか?
なぜ我が家は紙ベースで請求書を送って貰っているか
実は、東京電力にガスをまとめるプランをしているため、
カードの決済だと、電気ガス合計額で引かれ、
電気、ガスそれぞれの明細が分からない状態を放置していました。
webで確認できると言われていますが、
IDなどわからなくなっていたので詳細はどうでもよくなっていました。
光熱費として一まとめでいました。
しかし、エネルギー問題が出てきたため、
真剣に細かく知る必要が出てしまいました。
そこで、一年前までさかのぼっての明細を郵送して貰う事にしたのです。
ガスにもあった原料費調整額
同じようにガスも原料費調整額というのがありました。
同じ9月で比較すると、去年は-280円、今年は1372円で、
その差は1,652円上がりました。
電気とガスそれぞれ自動的に金額上乗せされる仕組みが影響していました
つまり、電気の燃料費調整費3,168円とガスの原料費調整額1,652円を合わせて、
なんと、1か月、我が家では、4,820円負担していることが分かりました。
電気がいくらかガスがいくらか、はっきりわかり、
電気料金の見方も分かったので良かったと思っています。
エネルギー高騰する大きな理由が可視化されました。
まとめ
我が家は、50A→40Aに変更して基本料金を下げ、
人数が4人→3人となり消費電力が下がっているそれでも
去年と今年の9月の電気、ガス料金には
自動的に5,000円程、社会情勢に影響を受けていることが分かりました。
おわりに
なんと、電気だけでなく、ガスも自動的に引き上げられる仕組みがあったとは知りませんでした。
今月はいくらかな?使い過ぎたかな?
くらいしか考えてもみなかったのです。
ペイパーレス時代ですが、
良く分からない人は自分に合ったスタイルで良いと思いました。
「どれくらいか分からないけど、
エネルギー価格が高騰しているから私達も上がるらしい・・」
という漠然としたものが不安をあおると実感しました。
今回可視化できたことで、
自分の努力が及んでいなかったわけではない事が分かり良かったです。
参考になれば幸いです。
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