ローリングストックについてのご紹介の続きです。
備蓄は日頃からの備えであり、日頃の食材でもあります。
災害は、その「日頃」の延長線で起こる確率の低い出来事です。
ですから、特別に備える形から通常の生活していたら備えていた、と言うのが私の理想のスタンスです。
「災害の時は乾パン」と乾パンばかり備えていたら、期限が来たらそればかり食べるのはかなり厳しいです。
日常の延長で備えるべきです。
麺類に焦点を当ててみました
炭水化物の備蓄
適しているのは、お米(サトウのごはんタイプ・無洗米など)お餅、インスタントラーメン、パスタ類、乾麺うどん、乾麺そば、乾麺そうめん・・と浮かんでくると思います。
今は長期保存できるパンもありますね。
非常食用のα米ばかり大量に期限を迎えて食べるのは嫌なので、日常の延長で選ぶ事で廃棄を避けられると思っています。
麺類のストックと言うと、インスタントカップ麺が誰もが備蓄すると思います。
勿論、我が家も常備しております。
容器の中にお湯を注げてすぐに食べられるというのが素晴らしいです。
災害直後にお湯さえ整えば洗い物を気にせずにまずはホッとできると思います。
カップ麺の賞味期限の注意
注意したいのは、そのカップ麺の賞味期限が意外と短く、かさばる事が備蓄の忘れてはいけないポイントです。
カップ麺はだいたい、半年ほどの期限が多いように思います。一年保存できないのです。
ですから、うっかり期限が切れる事が多い食品でもあります。
日にちをずらして購入すれば沢山在庫できそうですが、常に期限の意識が必要であり、期限が順番に来てしまうため、食する機会が日常の中に増えてしまい、飽きます。
ですから、カップ麺は急性の時期に食べる量で良いと私は思っています。
おそらく、災害時に提供もされる可能性のある食材です。
我が家では場所をとるので10個備蓄するのが限界です。
食べたらまた購入して備蓄数は減らしません。
私は長引いた時を想定して乾麺を用意しています。
非常時は水が貴重となる事を忘れてはいけない
パスタをはじめ、色々な乾麺をローリングストックしています。
その中で注意が必要な事をお伝えしたいと思います。
普通、乾燥したうどん、そば、そうめんなどには塩分が強く入っています。
茹でる時は、多めの水でゆでて、さらに水洗いをして食べられるようになります。
ここがポイントだと思っています。
つまり乾麺は、素材自体に塩が含まれているため、多めの水でお湯を沸かし、さらに水で洗わないといけないという問題があります。
乾麺は非常時に適している無塩のものにする
非常時に水を何リットルも捨てなくては食べられないのです。
つまり何リットルもその塩分を含んだ麺を食べるために貴重な水を捨てるということになるのです。
それに気付いた時から、塩分を含まない麺類を集めるようになりました。
一番簡単なのがパスタです。
パスタは茹でる時に塩を加えるということでわかるように、麺自体には塩分が含まれていません。
それはとても災害や非常時の時には有効であるということです。
そして今は乾燥したうどんやそうめんにも塩分を含まないという商品が出てきました。
大変比率としては少ないのですが、全くないわけではありません。
若干割高かなというイメージがあるかもしれませんが非常に災害の時には有効だと私は思っています。
例えばパスタだったらトマト味のインスタントスープの中にポリポリ折って入れておくだけでトマト風味のスープスパゲッティになるわけです。
とても使い勝手が良く、更に数年の長期保存に優れています。パスタは3年以上保存できます。
そして日常の中でそのパスタもうどんもそばも賞味期限が1ヶ月残した頃にきちんと食べ、そしてまた新たにストックするということを繰り返します。
ローリングストックは食べたいから購入ではなく、食べたから購入なのです。
常に在庫は変わらぬ量が残り、長い賞味期限だけに気を配ります。
勿論、在庫に余裕があるので、お値打ち価格の時を狙って購入することもできます。
「麺類は塩分なしを選びましょう」、というご提案でした。
参考になれば幸いです
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