義母の49日の法要を無事終えました。
私の両親は揃っているので、
家族が亡くなった後の儀式と言うのがとにかく初めてです。
義父は親族を見送り続けていた
夫の実家から車で5分のお寺の中で行われた法要は骨を拾った親族のみです。
ひ孫3人入れても、25人くらいだったと思います。
義母方が10人くらいでしたので、もしも義父が亡くなった場合、
同じ儀式であっても15人となってしまう可能性があります。
現在93才の義父は、親族を最後まで見送って来た立場です。
甥が1人と息子2人のその家族しかいないのです。
この人生の伴侶であった義母を見届け、
全ての責任から解き放たれた存在となりました。
高齢者参列の法要のアクシデント
寒い冬の日のお寺の法要となれば、トイレが気になるのは誰でもあると思います。
私も、はじめてのお寺と言うのもあって、トイレ事情は聞いておく必要がありました。
義姉によれば、かなり離れた場所まで行かないとトイレが無いので、
無いと思って家で済まして行きましょうという事でした。
私は2階の義姉達が住んでいるトイレを借り、
夫ら男性は1階で済ますことにして出かけました。
すると、法要が始まって暫くすると93才の義父がモジモジし始め、
トイレに行きたいと言い出しました。
なんと、実家で皆が済ませている所、
「俺は出ない」と言い、トイレに行かなかったのだそうです。
え~~・・
だって、法要の大切な部分に差し掛かっています。
まだお焼香が始まっていません。
義父がいなくなったら、義母がかわいそうな感じです。
でも、事態は緊急事態なので、血の繋がりがない私が席を外すべきと思い
義兄と夫に留まって貰い、トイレ探しを義父に頼りながら行くしかありません。
お寺は大きくて広く、トイレの場所が遠いから無いと思って・・と言われていたのにアクシデントです。
義姉が駆け寄って来てくれて、場所がわかるからと代わってくれました。
階段を下りて、靴を履かせるところまでお手伝いしてお願いしました。
義父が戻る前にお焼香が終わってしまう?
暫くして、なんと、義姉が戻って来て、車を運転するというジェスチャーをしました。
え???どういうこと?
間に合わなくて着替えを取って来るという事??
え~~・・
義父はまだお焼香していません。
義母が一番して欲しい人であるはずなのに、
読経が終わってしまったらどうなるんだろう・・。
私はそれが心配でした。
今から家に帰るというのだろうか・・
でももし粗相が酷いようだったら、仕方ないだろう。
え~どうしてトイレに連れて行かなかったのぉ~・・
という思いが出てきたりして。
自分はちゃっかり2階でトイレを済ませ、
人に任せてしまったのに、私は責める立場にありません。
間に合って下さいという思いでいると、
住職さんが、読経を止め、
「体調不良ですか?」と心配して声をかけてくださいました。
かつて、法要中に高齢の方がバターンと倒れたことがあって、
救急車を呼んだことがある、と言った雑談をしてくれたのです。
そのうち、義姉に連れられて義父が戻ってきました。
その姿を確認してまた読経が始まりました。
無事お焼香を2人は済ますことができました。
そして、間もなく終了しました。
やはり、待っていてくださったのでしょう。
トイレまでの距離があったから車で移動
義姉によると、トイレまで歩けそうになかったので、
「紙パンツ履いているならそこでやったら?」と言ったけど
「気持ち悪いから嫌だ」というので
車で移動が良いと思ったらしいです。
トイレで躓いたりとトラブルはありつつ、
無事済ませて戻って来たようです。
おわりに
高齢者にとって歩くスピードと距離はこんな時キビシイのだなぁと思いました。
それにしても、そこでやったら?に苦笑いしてしまいました。
宇宙飛行士も紙パンツで済ますのだから、その考えもありなのでしょう。
色々ありましたが、その後の納骨までスムーズに終えて良かったです。
高齢者が参列する場合必ずトイレを済ませて、
トイレの場所も確認しておくことが必要だと思いました。
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