命は儚い、だから守られるべき ~人も動物も・・~

父の入院によって母との暮らしが始まって2回目の土曜日、
母をデイサービスに送り届けて夫とコメダのモーニングを楽しみました。

上げ膳据え膳は肩身が狭い

母は、母なりに気を使っていると思うので、デイサービスに1日置きに行くことは母の息抜きでもあります。
我が家に来てから「はい」「はい」と返事をし、「うん」ではないことが「世話になっています」という立場をにじませていて可哀そうになったりします。
父がいなくて、母だけがここにいるという事は、心に負担をかけている状態なのだと思いました。
「楽でいいや、娘に世話になるのは当たり前」という気持ちでいないことが分かります。
私は父にとって病院が安全地帯なら、母にとっては私の家が安全地帯だと思っていました。
しかし、上げ膳据え膳という楽であっても、それは「すまないね。。迷惑かけて」と捉える人からすると
肩身が狭いものなのだろうとわかりました。
同じ環境でも人の性格で感じ方が違うのです。
そんな事を夫と話していました。


夫の小倉トーストと、私の玉子トーストと交換してシェアするのも恒例です。

どんな時でも楽しく、心地よく

カフェ大好きなら今すぐ行こう。
今すぐ叶えてあげよう。
父が退院して母が実家に帰ったらゆっくりカフェに行こう、という考え方もありますが、
私はそういうの、もうやめたのです。
行ける時間が有ったら行けばいい。
父がこんな状況だから、そんな呑気な事したら悪いとか、罰が当たる、とかやめましょう。
さっさと叶えて元気になって、母が戻ったら美味しい料理でまた元気にしてあげる。
そういう循環をしたいです。

何しろ、夫は私を元気づけたくて、大好きな場所に連れて来てくれたのです。
その思いやりを喜んで受け取りたいです。
私は幸せをちゃんと感じながら生きて行くつもりです。

モーニングの後は、近くの川沿いを歩くウォーキングをするのが流れです。
鳥が気持ちよく鳴いている朝は、ジッとしているのが勿体ないと思います。

健気で逞しい野生の命

鳥は朝に良く囀ります。
今は鶯やひばりが春を喜んで鳴いています。
桜の花の蜜をヒヨドリがついばむように食べて、花を散らしたりします。
シジュウカラは体が小さいのに大きな声で囀ります。
こんなに鳥たちが自然そのものとして美しく、エネルギーに満ちて存在していることに感動します。
今年も日本野鳥の会で寄付付Tシャツを購入しました。
夫はもう20年以上前から会員で、野鳥を守る活動に賛同しています。
私も数年前にやっと野鳥の健気で逞しい自然そのものの存在を認識しました。
人は自然を守るべき役目があると思っています。

特に、北海道のシマフクロウの保護の活動には何年も賛同しています。

 

 

 

人が奪った環境だから人が繕うしかないと思う

シマフクロウは北海道のみに生息しています。絶滅の恐れが極めて高い野鳥です。
知床、根室、十勝、日高だけに見られると、日本野鳥の会では伝えています。
特に半分以上は世界遺産である知床に生息しています。
シマフクロウは体が大きいので、大きな木でないと巣を作れません。しかし森林伐採で減少し、巣箱に頼らなくてはならない非常に困難な環境となっています。餌も河川改修や砂防ダム建設によって、魚類の減少でつがいがひなを育てることもできない程です。
シマフクロウを守るために、千人の森という寄付の形があります。
Tシャツ1枚購入すると、うち250円を寄付になり、シマフクロウの食べ物となるヤマメ購入に活用します。
1000人がTシャツを購入することにより、日本野鳥の会の野鳥保護区に暮らす1つがいのシマフクロウとヒナ1羽の繁殖と、子育て時期の餌を補える募金活動です。
Tシャツには1枚1枚にシリアルナンバーが付いています。自分がシマフクロウを守っていると実感できます。

人も守られる命の存在・・

5年前くらいでしょうか、知床半島に5日程ゆっくり2人で滞在する旅をしました。
夫のたっての願いが知床半島の旅でした。世界遺産である知床の大自然感じる旅でした。
そういう意味で、シマフクロウに対して保護の想いは強いです。

知床半島は、そんなこともありとても大切な思い出と聖地のような場所なのですが、
知床半島を巡る遊覧船の沈没の事故には胸が痛みます。
私達夫婦もあのルートの遊覧船に乗っているからです。
私達は、その時は大型の遊覧船でしたので業者さんも違うと思います。
ただ、夫は小さめの遊覧船を希望していたと言っていました。
それは、近くまで近寄れるからという理由だったようです。
しかし、小型遊覧船は定員となったため、大型船となったと聞かされました。
船長さんはとても詳しく、「このポイントでは毎年クマが親子連れで現れます」
など地元の船だとわかるお話がありました。
そういう業者さんもいるのです。けれど、観光客というのは見分けがつきません。
初めての観光なら当然です。
安全第一など前提過ぎて選択するポイントに入るわけもありません。

紙一重の観光となるようなことは有ってはなりません。
命を守る行動をなぜ取れなかったのか。
利益より最善で命を乗せる義務があったはずです。

このことで、他の知床の観光船に影響がない事を祈るばかりです。
この度、思いもよらない不運に遭遇された方のご冥福をお祈りいたします。

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