父の退院に向けて家族が集まりました~血糖値700から生還~

入院当日血糖値が700という数字を叩き出した父。この数字は何の数字だというぐらいの高さまで跳ね上がったものでしたが、入院してからは落ちついたようです。

家族の嵐の始まり1 ~マスクで気が付かなかった父の病気の兆候~

父の退院に向けて子供が集まる

理想の治療は1日インスリン4回と言っていました。
入院して父のインスリン注射の特訓があったようですが、ちょっとうまく行かないので、主治医のY医師はインスリン注射は無理と判断していました。

退院に向けての家族説明ということで子供が集められました。
兄弟は、兄、私、弟の3人兄弟です。

兄は長男として育てられながら養子となっています。
弟は未婚で、実は両親と同居しています。
板前をしているため、朝早くに家を出て、遅くに帰るという生活をしていました。
そのため両親とは全く会わない事が多い生活になっていました。
まるで頼りにできず、同居していることをみんなが忘れてしまうぐらいです。

父との間に結婚していない事で確執があります。父は弟を顔を見れば責めていました。。
頑固で古い父は、「跡取りになったお前が結婚しないから俺たちはこんなに困ってしまうんだ、」というような感じです。

しかし、これまでとは違い、弟にも協力を促さなければなりません。

今回は弟の休みを聞き出し、退院後の説明を聞くために集まってもらいました。
これからは同居の家族は大変貴重な戦力となります。時間が合わないから関係ないでは済まされません。

退院後の問題はインスリン投与ができるかどうか

Y医師は改めて薬について説明しました。
理想の1番目はインスリン注射4回であり、2番目がインスリン注射1回と薬、そして3番目が薬のみです。。

インスリン投与ができないので薬のみとなりますと言いました。
弟は3番目の薬のみはやっぱり問題なのではないか?注射は出来る方が良いのではないかと言い始めました。
Y医師は「様子を見ているとちょっと難しいと判断しました。ご家族の人が打ってもらえれば問題ないのですが…。」との事でした。

注射は必要だと言った自分が一番その役目を負う適任でした。
兄は即座にその話の流れで「お前が打てよ」とストレートに指名しました。

弟としては、おそらく父が自分で打てるようにするべきという思いだったのだと思います。
しかし、医師が無理と判断したのでは無理です。言い方悪いですが、すっかり墓穴を掘ってしまいました。

諦めていた2番目の選択肢である「朝にインスリン注射を1回と薬」が可能という展開に私はびっくりしました。
思いがけない展開になっています。
まさか、父と不仲の弟が毎朝その重要任務に関わることになるとは驚きです。

そもそも父との確執があり全く会話のない親子関係でした。
両親からすると透明人間のような存在です。
その相手に頼る時が来るとは、摩訶不思議な事態です。
介護とは新しい親子関係を育む可能性もあるようですね。

Y医師も「ご家族の人が打って頂けるならインスリン投与ができます。」という話です。

はじめ弟は「俺いやだよ」と言っていましたが、その任務を引き受けてくれました。
お客さんでインスリン注射を打っている人を見たことがあるらしく、そういうものは必要なんだという認識をしていました。

弟は大人しく、お人好しで優しい性格です。
あれよあれよと進み、その場で看護師さんからレクチャーを受け練習することになりました。

糖尿病の食事は宅食のお弁当

調べてあった宅食のお弁当をY医師と栄養士さんに確認してもらい、これだったら大丈夫というお墨付きをいただきました。
昼夜は栄養計算されたお弁当で2食確保します。
朝は、お味噌汁を中心とした納豆ご飯など普通にとって良いことになりました。
そして薬の管理はたくさんある薬を一包化してもらい、朝昼晩と分けて入れて貰うことになりました。
これは母でやっているやり方です。。

こうして持続可能な生活を送るための準備をコツコツと整えて行きました。。
そしてまもなく退院です。

最後までご覧頂きありがとうございました。

 

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