世話する関係が親子逆転する頃の心構え

新年早々の出来事です。

母の薬がなくなるから病院に行って欲しいという

実家暮らしの弟からLINEがありました。

母の認知症の薬

そうか、もう一か月経ったのか。

そう思いながら、時間のやり繰りを考えた。

 

そして父に電話をして、これから母の薬を貰いに行くから

母の保険証と診察券とお薬手帳の用意をして待っていて欲しいと電話した。

 

すると、一式デイサービスに持って行ってしまったと返事があった。

母はデイサービスで留守のうえ、保険証もない。

保険証が無い

「保険証無いとなると、保険診療して貰えない。

今日は無理だね」と父に言って電話を切った。

 

しかし、薬が切れては、やはり困る。

それに明日は夫が在宅なので出来れば家にいたい。

 

ダメもとで、かかりつけの病院に電話をしてみた。

すると、いいですよ。という思いがけない返事を頂いた。

私だけで薬の処方箋を頂き、その足で薬局に向かった。

 

あ・・・

薬はさすがに無理だ。

薬局と言っても、その病院と連携している薬局はやめてしまい、

今はウェルシアなのだ。

 

明日、取りに来るという前提で処方箋の受付だけでも済まそうと思った。

すると、なんと、薬局も会計が通った。

 

80才以上だと後期高齢者医療保険だから、

番号で照合が可能になったというのだ。

え~~ そういうもの?それとも進化したの?

 

確かに発行しているのが、

どこかの会社の健康保険組合ではないから、

転職して組合が変わる事も無いのだ。

お~・・

 

しかし、一包化する作業は相変わらず

一時間以上かかると言われる。

私は、ウェルシアに一時間半も待ってしまった。

どこかに行く気にもなれない強風に

待合スペースでスマホをいじって過ごした。

親との距離を見直したくなること

ようやくできて

父に薬を届けに行くと

無理だと思ったけど諦めずに

病院に行き、処方箋をもらい、

処方箋を持って薬を待った流れを話した。

 

しかし、その反応にがっかりした。

当たり前のような対応に、労いの言葉もなかった。

当たり前を振りかざすと人間関係が悪くなる

親を支えるのは当たり前、そんな感じだった。

当たり前?

非常に「当たり前」の言葉が頭の中を巡った。

 

父よ・・。

娘が両親に尽くす事が当たり前と思ってはいけない。

従順なのではない。

 

私は私の意志でやっているのです。

私がやりたくないという意志を持った時、

ヘルパーさんにお金を払ってお世話になることになるのです。

 

ヘルパーさんにお願いしないように

支えていたから分からないのだと思います。

 

子供がいようと、ヘルパーさんに頼る事は

それこそ、今では「当たり前」な事なのです。

おわりに

私達は、親と子の

世話になる側と

世話をする側が逆転している世代です。

 

当たり前を振りかざす事は

自分自身で協力者を遠ざける事になります。

財を持つ老人は、

協力しなくてもそのお金で解決方法があるからです。

 

私は父を通して

老親と子との微妙な関係を学んでいるのだと思います。

またそう分析することで

悲しい気持ちを和らげようとしているのでしょう。

愛を注がれることは、当たり前では無いと気付いてほしいのです。

 

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