葬儀前の不安*はじめてばかり

義理の母が亡くなった翌日、葬儀出席の準備をし

夫の実家に2人で向かいました。

義母の元へ

実家に着くと

農家の家らしい大きな玄関から線香の香りが流れていました。

玄関を上がると、すぐにある大きな和室の客間の中心で

義母は白い布を顔に掛け白い布団に寝ていました。

 

私達は、布を外して安らかなお顔と対面しました。

そこに義父が来て、

「こんなになっちゃった・・・」と息子である夫に

亡くなったことを伝えていました。

 

私達は、一本ずつ線香を立て、冥福を祈りました。

 

妻に先立たれると夫は葬儀に出ない

私達にとって、はじめての親が亡くなる体験でした。

喪主は、義父に代わって義兄が勤めました。

この小さな地域では、

妻に先立たれると葬儀に出席しないという風習が昔にありました。

それに倣って、義父は葬儀に出ないつもりのようでした。

 

しかし、葬儀会社の方も、

今どきはそのようにされている方はいらっしゃらないです。と伝えていました。

父は93才です。

その時代の若い頃にそう聞いていたかもしれませんが、

現代では誰もしていない事のようです。

 

そんな習わしがあった場合、

誰でも当事者となれば悩むのかもしれません。

私はそう思いました。

 

義父は義兄が喪主なので、現代に従うと言いました。

周りも一安心のようでしたが、

私の父ならおそらく頑固に通すのだろうとイメージしました。

 

お通夜なし、湯灌(ゆかん)をする

家族葬儀だから、葬儀前日のお通夜はしないと義姉から聞きました。

私は分からないので、そういうこともあるのだ・・と思うのみでした。

そして、私には初めての言葉が湯灌でした。

 

皆さん湯灌をご存じなのでしょうか・・

亡くなった人をお湯で清め、

次の世界に行く旅支度を整える儀式だと言います。

 

驚くことに、亡くなった人を浴槽で洗ったりする

というご家庭もあるそうです。

 

夫と私は驚くばかりでした。

どこでお湯を使って、

どこまで遺体を濡らし、

濡れてしまった後どうするのだろう・・

不安になった一日目でした。

 

詳しく聞かされぬまま

翌日15時にその儀式があると言われて、

その日泊まるホテルに向いました。

おわりに

湯灌という経験したことが無い儀式は一般的な事なのか?

それさえも分からずに体験しました。

ネットでもすぐに出てくるところを見ると

広く知れ渡った納棺に続く儀式なのでしょうか。

 

親が亡くなる程の近い親戚で初めて知る小さな儀式。

そして大切な儀式。

 

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