認知症の2つ目の症状

実家にいる弟から、留守電が入っていました。

「後でまた電話する」と言って切られていました。

こちらから電話したり、LINEにメッセージ入れたりしてもなかなか連絡取れませんでした。

だいたい、良い話ではかかって来ないので、こちらも早く連絡とりたくなります。

お母さんがおかしくなったと訴える弟

夜、入浴を済ませたタイミングで、弟から電話がありました。

私「電話くれたみたいだけど?どうしたの?」

弟「お母さんが朝おかしい事口走って、興奮して参ったよ!」

私「どうしたって?」

弟「急にお母さんが「子供が4人、迎えに来た!」って言いだしてさ、頭おかしくなったんじゃないかと思って、やばいよ~」と言うのです。

私「認知症だけどね」

弟「俺は、仕事で忙しいから、姉ちゃん見に来てくれないか?」

(出た、また私を暇人扱い?)と思いましたが

私「どっちにしても明日行くつもりだったから、行くよ」

弟「よし、じゃあ頼むね」

私「わかった、じゃあね」

そんなやり取りをしながら、母の認知症症状のひとつだろうと考えていました。

迎えに来たとは・・、怖い経験をしたのでしょうね。

4人の子供が迎えに来たんだって?

母に冬用のズボンを買ってあったので、届けるつもりだったのだけど、

認知症の症状を確認することがメインになってしまった。

とは言え、私は、母は起きる直前の夢がリアルだったので、恐怖だったのではないか?と推測していました。

だから、その時だけのものではないかと察しをつけて実家に行きました。

なぜなら、今まで物忘れ以外感じたことが無かったからです。

実家で母に「お母さん、4人の子供が迎えに来たんだってね、大丈夫だった?」と聞いてみました。

母(ニコっと笑って)「そんなことあったみたいね~」

父「そうなんだよ、4人の子供が迎えに来たって言うからさぁ~どうしたのかと思ったよ」

私「それは大変だったね、お母さん、4人の子供の中に私はいた??」

母「いないよ」

私「もっと小さい子供ってことか、うちは3人兄弟だから合わないしね」

「でもさ、迎えに来るなら、石川県のお婆ちゃんじゃないの?(母の母親)絶対そうだよ。夢だったってことだね」

母(笑いながら)「そうだよね」とうなずいていました。

父も笑顔になっていました。

父に伝えておいた良くある話

私「お父さん、これからもしかしたら色んな事言うかもしれないのが認知症だからね、

よく聞くのが、天井に虫がいるって騒ぐようなことあるらしいよ」と言ってみました。

父「へ~そう?じゃあ、うちはまだいい方だね」

私「色々言ってくるかもしれないけど、本人はとっても怖いんだと思うから大丈夫だよって言って上げると良いよ」と伝えました。

私の知り合いのご主人が夜中にその状態を訴えていたと聞きましたし、友人のお母さんも同じような話をして怖がっていたと聞いたからです。

クモ一匹でも家に入れば嫌だと思うのですから、本人はとても恐怖に違いありません。

そういう時は、見えている所に行って、追い払う動作をして、もういないよ、と安心させてあげる事が大切のようでした。

ここまで詳しく話した所で、今は必要ない事だし不安をあおるだけなのでしませんでした。

みかんを貰って帰りました。

おわりに

認知症について、実は私は積極的に知ろうとするのをやめていました。

母が認知症だと考えたくなかった時期があったからです。

今回は少し調べてみました。

しかし、母の症状は短期記憶障害で少し前のことを忘れてしまうという症状です。

➀物忘れ、記憶を失くすので、知らなかった事になり、そのため安心である状態だということさえ忘れてしまって、いつまでも心配してしまう、という事はありました。

➁今回はあまりにリアルな夢を現実と区別がつかない感覚のまま目覚めて、その恐怖をしばらく引きずった状態ではないか?と思います。

それくらいだと思っています。

一つ共通なのは本人は恐怖の中にいるという事です。大丈夫だよ。大丈夫だよ。と安心させてあげることが大切なようです。

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