夫は63才の誕生日を迎え、年金受給がリアルになってきました。
大卒新入社員から60才定年退職を一つの会社で全うしました。62才の3月まで再雇用、4月からは仕事を通して知り合った方の後任として、新しく責任ある仕事を任せて頂いています。
定年を迎えても働き続ける事を選ぶ時、必ず知っておく必要がある年金についての仕組みを整理したいと思います。
年金改正が本格的に私達に影響することになります。
2022年4月に在職老齢年金が改正されます。
今回は65才以降も働きながら年金をもらう人にあたる「高在老」の改正について
*「低在老」については前記事です。
在職定時改定
65才以降も仕事を継続しながら厚生年金に加入している場合、今までは厚生年金被保険者の資格を喪失する(退職時または70才到達時)まで老齢厚生年金の額は改定されませんでした。
今まで →65才以降の積み増し分は、退職時か70才以降で上乗せる
今回、65才以降も仕事を継続しながら厚生年金に加入している場合、在職中であっても毎年一度10月分から年金額が改定され反映されることになりました。(9月の時点で厚生年金の被保険者であり、前月の8月までの加入実績に応じて決まって、10月から年金額が改定されます。)
2022年4月から →65才以降積み増しを一年ごとに反映し上乗せする
と改定されます。
支払った保険料が一年ごとに反映されることで就労のメリットを実感できるようになります。
デメリットがあります!良い事ばかりに目を向けていられません
年金月額 と 総報酬月額(給与+ボーナス÷12カ月)を合わせて
47万円を超えては年金をカットされるというルールがある事を忘れてはいけません。
もともと47万円に近い人は注意する必要があります。積み増し分もカット対象です。
47万円超過すると年金カット→超過した半分の額を老齢厚生年金の支給が停止
さらに改正によって毎年積み増し分もカット対象ということ
重要なのに、あまり丁寧にお知らせしていない気がします。
在職老齢年金の65才未満の低在老では28万から47万円に改正になりましたが、65才以降の高在老は47万円で変わっていないのです。積み増し反映されるのならば、47万円以上となることが望ましいと思います。
年金が反映されてプラスになる人、働いた分の上乗せを感じられない人もいると思われます。
対策としてカットされないように繰り下げ受給はどうか?
なんと、
年金を繰り下げしてもカットされる部分は変わらないというどうしようも対策できないことがわかりました・・・。つまり
→47万円を1円も超えない働き方が最良と思います
47万円を超えない意識が大切と思います。
我が家は63才でまだ先の事ではありますが、年金カットが嫌だけれど就労の日数を減らすことができるのかわかりません。そういう方が多くいらっしゃると思います。
しかし年金改正があったことで将来にわたる年金受給が思ったほど上乗せできなかったということがないように、働き方の見直しをお勧めします。会社との話し合いも必要と思います。
無限ではない老後の時間を有効に使うようにいたいものです。
これからも老後資金を色々な角度から勉強し備えて行きたいと思います。
知らなかった為に落とし穴に落ちてしまわないようにこれからも情報を整理していきたいと思います。
特に年の差夫婦には落とし穴が年金や健康保険など色々ある事が分かりました。人生のライフプランに必要な視点もあり、イメージしながら賢く備える必要があります。
老後生活を本格的に迎えるチェックの参考になったら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。ランキング応援頂けると嬉しいです。
↓
にほんブログ村